「AT・MTのどっちの免許を取った方がよいの?」
「そもそもAT・MTってなに?」
という悩みをお持ちの皆さんに
- AT・MTの違いは?
- AT・MT車がどれぐらい販売されているのか?
- AT・MT免許を選ぶために確認する事はなにか?
を詳しく説明します。
AT・MTの違いは?
ATとは?
オートマティック・トランスミッションの略で、自分でギアを変える必要がなく、ドライブモードに入れておけば快適に運転できます。
MTとは?
マニュアル・トランスミッションの略で、自分自身でギアとクラッチを操作し、技術が上がれば車を思いのままに操作することが可能です。
今売られている車は?
日本での新車販売の98%がAT車と言われています。
つまり、走っている車のほとんどがAT車で、MT車を探す方が難しいと言えます。
燃費のよいハイブリッドカーや、電気自動車は、現在日本で新車で売られている車の100%がAT車です。
AT免許とMT免許の差は?
AT免許は正しくはAT限定免許といい、AT車のみに乗ることができます。
MT免許については、MT車・AT車両方に乗ることができます。
免許取得者の割合は?
新規運転免許取得車の60%がAT・40%がMTとなります。新車販売の98%がAT車であることを考えると、MT免許希望者が多いようにも感じますね。
AT免許はMTにアップグレードできます
AT免許を取ると、ずっとMT車の運転ができないわけではなく、AT限定解除の教習と試験を受けることでMT車を運転する免許が取れます。
4時限の教習と、試験1回で、最短3日間、お値段は5万~8万円ほどかかります。
AT・MT免許で迷ったときの考え方
MTで決まり!の人
- 実家の車・買う予定の車がMT車
- 将来、仕事でトラックに乗ることが決まっている
- スポーツ走行がしたい
- クラッシックカーを所有して走らせたい
AT・MTで迷っている人
将来、もしかしたらMT車を運転するかもしれない…
つまり、MTで決まり!の人とは違い、現時点で明確にMT車を運転する必要性が無いとも言えます。
その場合は、あと一つ確認をしてください。
海外で運転をしたいと思いますか?
実は海外の小型車は、日本と違いMT車が主流です。(アメリカは日本と同じくAT車が主流)
ですので、海外旅行や留学、海外勤務となった時にはMT免許があった方が良いです。
例えば、ヨーロッパのレンタカーでは、小型車の多くはMT車でAT車は数が少なく、価格もAT車の方が高い傾向にあります。
海外での運転に興味がなければ
AT・MTで迷っている場合、AT免許が絶対おすすめです!
AT免許をおすすめする理由
操作が簡単
ギア・クラッチ操作が無いので、運転に集中できます。
なによりも安全確認に集中できます。
教習所では、かっこよく運転をする技術を教えるのではなく、事故のない安全運転を教えています。
ですので、発進するにも5点の安全確認。車線変更する時は、ミラー及び死角確認。左折時には、巻き込み確認。と、要所要所で安全確認が重要となります。
MT車では、ギア・クラッチの操作をしながらさらに安全確認をしなければいけませんが、AT車では安全確認に集中できます。
また、よく聞く坂道発進で失敗した。と言った、失敗談もATであれば、ありません。
教習期間が短く、料金が安い
AT免許は、MT免許に比べ、運転する時間が 3時限短いので、合宿免許であれば 2~3日ほど短い期間で卒業できます。
また、料金も1万~3万円ほど安く設定されています。
補習が少なく、試験にも落ちにくい
MT車に比べ操作が簡単なので、補習となって追加教習、そして延泊という事もAT免許の方が少なくなります。
また、同じく操作が簡単なのでMT免許に比べると、試験にも通りやすいです。(もちろん、個人差はあります。)
MT教習中に、どうしても続けられなくなってAT教習に変更した時に「AT車ってこんなに簡単なんだ!」とびっくりする人もいる程です。
まとめ
AT・MTで迷っている方は、明確なMT車に乗る理由が無い方だと思います。
その場合は、AT免許を取ることをおすすめします。期間も短く、料金も安く、操作も簡単なので大変オトクですよ。
MTは必要な時が来たら、アップグレードしましょう!