「合宿免許ってどんな感じなの?」
「合宿免許に申し込むにはどうすればいいの?」
と色々な疑問がありますよね。
- 合宿免許とはどういう仕組なのか
- 多くの教習所から、どの合宿免許を選べばよいのか
- 具体的には、どうやって申し込めばよいのか
をわかりやすく解説します。
合宿免許とは?
合宿免許は、泊まり込み(合宿)で、指定自動車教習所において、免許取得に必要な教習を受けることです。
合宿というと、山の学校の宿泊やスポーツ合宿のイメージを持つかもしれませんが、最近はおしゃれな宿舎や、ホテルプランなど、快適性もアップしています。
指定自動車教習所とは
公安委員会の指定を受けた教習所で、その教習所の卒業者には運転免許試験を受ける際に技能試験が免除されます。
教習所卒業後は、警察の運転免許試験場で行われる適性試験(視力試験など)と学科試験を受けて、それに合格するだけで、運転免許を取得することができます。
新規に免許を取る人の97%は、この指定自動車教習所の卒業生と言われています。
免許取得に必要な教習とは
全国どこの指定自動車教習所教習所へ行っても、最低限受けなければならない教習時間数は一緒です。
一般的な車を運転できる免許(普通車AT限定)であれば、運転をする教習が31時限、教室で受ける教習が26時限を最低限受けます。
そして、途中で路上で教習を受けるために必要な仮免許を取得するために、修了検定・仮免学科試験に合格しなければなりません。
また、教習の最後に、路上で運転技術をはかる卒業検定に合格しなければなりません。
合宿免許にかかる日数・費用は?
合宿免許にかかる日数
全国どこの指定自動車教習所教習所へ行っても、最低限受けなければならない教習時間数は一緒です。
ですから、卒業にかかる日数も、どの教習所でもほぼ一緒となります。
普通車ATを例に取ると、最短13日 ~ 18日間ぐらいが、合宿免許にかかる最短日数となります。
合宿免許にかかる費用
普通車AT限定で 約15万円~35万円です。
大きな差がありますが、これは
- 教習所による価格差
- 時期による価格差
- 選んだ部屋による価格差
といった要因が組み合わさって出来ます。
教習所による価格差
教習所も民間営利企業ですので、教習料金の高い教習所、安い教習所があります。
合宿免許においては、特に地方の方が安い傾向があります。
時期による価格差
合宿免許には、ハイシーズンとローシーズンがあり、その時期によって価格が大きく異なります。
時期 | 料金 | |
ハイシーズン | 学生の夏休み・冬休み・2月~3月 | 高い |
ローシーズン | 上記以外の時期 | 安い |
合宿免許は、普通車ATで最短でも13日間かかるので、学生の希望は学校が長期休みの時期に集中します。
ですので、長期休みの時期は合宿免許の金額が高額となります。
逆に、それ以外の日程で合宿免許に参加できる場合は、大変オトクな料金設定となっていますよ。
選んだ部屋による価格差
学校寮ではなく、提携のホテルプランの場合は高価になる場合が多いです。
学校寮では、シングルが一番高く、友達と一緒のツイン・トリプルが次に高く、相部屋が一番安い設定となります。
さらに、食事のつかない自炊プランのある教習所では、さらに安くなる場合もあります。
合宿免許で追加でかかる費用
基本的には、入校から卒業まで全ての金額が含まれています。
しかし、
- 自己責任による教習の遅刻・欠席した場合、追加教習費用
- 上記自己責任による追加宿泊が発生した場合、追加宿泊費
- 仮免学科試験が不合格だった場合、再試験料
- 仮免学科試験が3回以上(教習所によって違う)不合格だった場合、地元で仮免学科試験を取得する為の交通費
は、追加で費用がかかる場合があります。
「次の教習まで時間があるから、ちょっと遊びに行ってこよう。」と遊びに行って、次の教習までに帰って来れないと思わぬ出費になることもあるので注意が必要ですね。
また、教習所にもよりますが、仮免学科試験が3回以上不合格の場合、一旦帰宅して最寄りの免許センターで仮免学科試験を受けてもらう場合もあります。
この際、帰宅する交通費などは自己負担となりますので、学科の勉強はしっかりするようにしてくださいね。
合宿免許の選び方
取りたい車種を決める
一番迷うのはATにするか、MTにするか?だと思います。
迷っているのであれば、AT限定免許で十分です!
ATかMTに迷ったらコチラのコラムを参照ください。
[Line] ATとMT免許どっちがいいの?比率や違いから解説します
予算を決める
まずは、大まかな予算を決め、予算にあった教習所を探しましょう。
せっかく良い合宿免許を見つけても、50万円です!!と言われたら参加できないですよね。
日程を決める
合宿免許は、最短でも13日連続の宿泊ですので、学校やバイトの都合がつかないと参加できません。
予算の関係もありますが、じっくり合宿免許に参加できる日程を組みましょう。
注意!ギリギリの日程で組んではダメです。もしかしたら試験に落ちたり、教習が補修となって卒業日が伸びるかもしれません。
ですので、余裕を持った日程にしましょう。
場所を決める
「合宿の途中で家にも帰りたいから近いほうがいいな」と思っても、合宿免許は同じ市や、近隣の市からの参加は出来ません。
これは、自動車教習所を管轄する公安委員会の指示ですので、全国共通となります。行きたい教習所が、近くにあれば通学での教習となります。
行きたい場所をイメージしよう
山がいいですか?海がいいですか?それとも観光地でしょうか?
合宿免許と言うと、田舎にあるというイメージがありますが、実は市街地の教習所でもやっている場合があるので、積極的に探してみましょう。
行きたかった観光地へ、旅行気分で行くのもいいですね。
合宿免許の申し込み方
さぁ、行きたい合宿免許候補のイメージができたら、そのイメージに合う教習所に申し込みをしましょう。
申込みは、大きく分けると、
- 行きたい教習所に直接申し込む
- エージェント(代理店)経由で申し込む
の2通りがあります。
おすすめは、エージェント(代理店)経由での申込みです。
なぜ、エージェントでの申込みが良いの?
教習所の繁忙期(学生の長期休暇)は、どの教習所も早い時期に予約がいっぱいになります。
A教習所に狙いを定めて、A教習所に直に申し込んだ場合、行きたい日付の予約がいっぱいだと、他の日付にするか諦めるしかありません。
ですが、エージェント申し込みであれば、A教習所の行きたい日付の予約がいっぱいだった場合でも、条件の近い他の教習所を選んでくれます!
また、教習所申し込みにはない、エージェント独自のサービスが追加されている場合もありますので、エージェント経由の申し込みがお得ですよ。
まとめ
失敗しない合宿免許の選び方は
- 合宿免許の仕組みをよく知る
- 行きたい教習所のイメージをしっかり持つ(予算・日程・場所)
- エージェント経由で申し込む