教習所の学科教習をオンライン化へ|河野行政改革担当大臣

2020/11/13付 記事

河野行政改革担当大臣が、指定自動車教習所における学科教習のオンライン化を進めるとの発表がありました。

河野大臣と小此木国家公安委員長が協議し、オンライン化を進めることを確認。

今後、警察庁が指定自動車教習所協会などの関連団体と協議し、実施されるとの事です。

あわせて、教習の履修確認印についても廃止の予定。

指定自動車教習所制度

指定自動車教習所とは

都道府県公安委員会から指定を受けた、教習所・自動車学校。

指定自動車教習所を卒業した場合、運転免許試験のうち技能試験が免除される。

全国に約1,300校あり、新規免許取得者の約97%指定自動車教習所の卒業生と言われている。

学科教習とは

現在の学科教習は、教室で多人数で受講します

指定自動車教習所は法令に定められた、運営基準に基づいて、教習を行わなければなりません。

免許を持たない方が、普通自動車免許を取得するためには、学科教習26時限技能教習34時限を受けなければなりません。

現状の学科教習

1時限が50分で、教室でインストラクター(指導員)の講義を多人数で受けます

  • 学科教本(テキスト)を使った、インストラクターによる講義
  • ビデオ素材の鑑賞(10~15分程度)
  • 確認テスト

学科教習のオンライ化とは

教習所の教室で行われている学科教習を、自宅を含め好きな場所でオンラインで受講出来る制度となる予定です。

指定自動車教習所の学科教習のオンライン化の予想

オンライン学科教習の予想

ライブ教習

録画した映像ではなく、教室などで行わている学科教習を同時間に見る形式と予想されます。

理由1. 指定自動車教習所は時間割が決められている

指定自動車教習所は、各都道府県警察の免許課に学科の時間割を提出しています。

提出した時間割通りに、授業を行わなければなりません

よって、教習生が好きな時間に見ることが出来るオンデマンド方式であれば、この時間割制が崩れることとなります。

このことから、オンライン学科教習はライブ形式で行われると予想されます。

理由2. 学科教習は教習生の理解度に合わせて行わなければならない

オンデマンド方式の映像授業となってしまうと、教習生の理解度が分からないままに進んでしまいます。

ので、教習生の顔が見える教習を行う必要があります。

同時受講人数は絞られる

オンラインですので、サーバ負荷などを考えなければ、上限なく教習生が受講できます。

しかし、受講人数は定員制となることが予想されます。

理由1. 教室に定員がある

学科教習を行う教室は、定員を含め免許課へ報告してあります。

この定員を超えて、学科教習を行うことは出来ないと予想されます。

理由2. 学科教習は教習生の理解度に合わせて行わなければならない

ライブ授業と同じ理由ですが、あまりにも多い人数が同時に受講した場合、教習生の理解度が分からないままに進んでしまいます。

ので、理解度がわかる程度の人数規模での授業となるのではないでしょうか?

学科教習の押印廃止

これまでは、原簿と呼ばれる教習所の出席簿に、出席の印鑑を押していました。

ですが、オンライン教習となりますので、原簿への押印は廃止される予定です。

いつから学科教習がオンライン化されるの?

河野行政改革担当大臣は、「各関係機関との調整に任せる」との趣旨の発言をされています。

河野行革担大臣のスピード感を考えるに、早急な実施が予想されますが、実際にいつからか?は予想が付きません。

法が出来ても教習所によって異なる可能性

対面での学科教習と並行で、オンライン学科教習が行われることが予想されます。

ので、教習所としては必ずオンライン学科をしなければならない。とはならないと思います。

オンライン学科を取り入れる教習所

  • 都市部で、学生の通学教習生が多い
  • 資金が潤沢
  • 既に教習生管理をデジタル化している

オンライン学科が遅れる教習所

  • 資金があまりない
  • 教習生の管理を紙で行っている

つまり、オンライン学科が認められた場合でも、教習所によってその対応は異なる事が予想されます。

まとめ

河野行革担大臣、「その場に行かなくてもオンラインで受講することができるわけですから、受講者のメリットは非常に大きくなると思っている」の言葉どおり、実現されれば、教習生へのメリットは大変大きなものになると思います。

3密回避の観点からも、早い時期多くの教習所でオンライン学科教習が、取り入れられる事を期待したいですね。